けい。冬に桜の咲くところ出身。体内に7本のねじを持つ。2度の中国留学経験を持つ。中国語とその周辺をつれづれなるままに。


by johny_gee
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20091215 めざすのは美しいコミュニケーション

 『ダーリンの頭ン中』という本をお薦めします。副題的に「英語と語学」と付いていますが、英語に限らず語学を勉強している方は楽しめるかと。本文も面白いし、合間合間に入っているコラムもためになると思います。そんなコラムの中から、非発音至上主義を掲げるわたしとしては諸手を上げて賛成したくなるような一文を引用させていただきます。
めざすのは美しいコミュニケーション

 英単語を完璧に発音できない人は「コミュニケーション・センス」で勝負すればいい。具体例として、「reverse」 (逆、後進)を考えよう。カタカナ通りに「リバース」と発音したら、「rebirth」 (再生、更正)にも聞こえてしまう。車をちょっとバックさせてほしいというつもりで「I need (to) reverse」と言ったら、下手すれば、宗教的な話を持ち込まれていると相手に勘違いされ、驚かれてしまう。誤解されないためには「前後関係」をつくるのが一番だろう。車のことで困っているという、自分のおかれている状況が相手によく理解してもらえるように、「car」 (車)をはじめ二、三のキーワードを述べ、そしてジェスチャーを付けて話したら、意味が伝わりやすいだろう。考えてみれば、「reverse」が完璧に発音できる人であっても、相手が分かってくれるとは限らない。世の中には英語のネイティブばっかりではないからだ。目指すのはきれいな「V」の発音ではなく、うまく伝えることができる美しいコミュニケーションだ。
          『ダーリンの頭ン中』 30ページより
 あー、これですこれ。よくぞ言ってくれました。発音至上主義がまかり通る中で、こうして出版物の中にこんな内容が書いてあるとうれしくなります。
 例えば"他快驱使迟到以便不"なんて、例えCCTVのアナウンサー並みに正しい発音で100回言ったとしても、きっと通じません。ちなみにこの文章はココから持ってきたものですけど。
 あと、「発音は間違えて覚えてしまうと後で矯正が難しい」とか「発音を初めにマスターしておくと後で楽」とかよく言われていますが(そしてわたしも決してそれを否定しませんが)、「後で直すのが大変なのは発音だけじゃないよ」とも言いたい訳です。中国語に関して言えば、例えば日本語や韓国語と比べて、はるかに語順の重要度が高い言語と言えます。中国語の語順が身についていない人は、いつになっても中国語らしくない中国語になりますし、初期の段階で語順をつかめれば「後で楽」だという点も発音と一緒です。

 ま、わたしの屁理屈はどうでもいいや。どうぞ、学習の合間の気分転換に『ダーリンの頭ン中』をどうぞ。基本的にマンガですから楽に読めると思いますし。

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by johny_gee | 2009-12-15 22:35 | 勉強/学习/공부