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けい。冬に桜の咲くところ出身。体内に7本のねじを持つ。2度の中国留学経験を持つ。中国語とその周辺をつれづれなるままに。


by johny_gee
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20100127 修行が足りん

 む~、修行が足りません。昨日、湖南人と日本人の間で通訳する機会があって
日本人:湖南の人は何か特徴がありますか。
わたし:湖南人有什么特点?
湖南人:湖南人……很勤奋。
という会話だったのですが、リアルタイムでわたしの頭の中でこうなっていた訳でなく、"勤奋(qinfen)"のとこでわたしは頭に"情分(qingfen)"という字が頭に浮かんでしまい「義理堅いってことか?」とか思ってしまいました。その後続けて「決めたら最後まで必ずやり通す」みたいなことを言ったので"勤奋"にたどりつけたのです。

 んー、"in""ing"はどうも未だに苦手です。自分の発音を確かめてもらうと発音し分けられてると中国人は言います。そうなると「発音できるようになれば聞き分けられる」という説がどうもわたしには当てはまらないのかなんなのか。いやいや、脳の研究で有名な池谷裕二さんも
 先ほど「認知」とは神経活動のパターンそのものであることを説明した。外の世界が何であっても、脳が適切に活動しなければ、それは認知されないのだ。英語が聞き取れないとは、まさにこれである。「La」という空気の振動が耳に届いても、残念ながら私の脳には「La」に反応する脳回路がない。しかたなく脳は「ラ」の神経は(※わたし注 原文ママ)反応させる。となれば、それは私にとってその音は「ラ」以外の何者でもないだ。本当は「La」であっても、そんなことは私に関係ない。音は脳の外側にあるのではなく、脳の内側で作られるのだから。同様に「Ra」が耳に届いたとしても、それも私にとっては同じ「ラ」である。脳とはわがままだ。事実は都合良くねじ曲げられる。外界はもはや私の感知の外である。実際の世界がどうなっているのかを脳は知ることはできないのだ。

 しかし、多少の望みがないわけでない。聞き分けるのは無理でも、発声の能力ならばうまく身につけられる可能性があるのだ。声は喉と舌と唇の協調した動きによって作られる。つまり運動神経だ。自転車が何歳になっても訓練次第で乗れるようになることから分かるように、運動能力の可塑性は大人になっても衰えない。
 つまり理論的には、訓練によって「L」と「R」を言い分けることは可能なのである。実際に、私は「B」と「V」を言い分けることができる。研究室のアメリカ人に繰り返し聞いてもらって練習したからだ。これは日本人にとって朗報であろう。
 ただし、日常生活で実際にこれを訓練することは現実的だろうか。身近にそこまで辛抱強く付き合ってくれる英米人がいるだろうか。もしあなたの身の回りにいそんな親切な友人がいればラッキーだろうが、なかなかそこまで環境が整っている人はいないだろう。
 ならばCDやテープ録音を駆使してでも独学でやるさ、と思う人は志の高い方である。しかし、ここにも重要な問題点がある。
 たしかにアメリカ人の友人が褒めてくれたように、私はBとVをうまく発音できているのかもしれない。にもかかわらず、私が発したBとVの音が、悲しいかな、自分にはまったく同じに聞こえる。私の脳回路はBとVを聞き分けられないのだ。
とおっしゃっている。
 さて、じゃ、どうすればいいのか……。

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by johny_gee | 2010-01-27 07:41 | 勉強/学习/공부