けい。冬に桜の咲くところ出身。体内に7本のねじを持つ。2度の中国留学経験を持つ。中国語とその周辺をつれづれなるままに。


by johny_gee
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20090306 外国語学習におけるセカンドオピニオン

 一応中国語を念頭において書きますが、他の言語でも同じことだとは思います。皆さんは中国語に関して質問できる中国人がいらっしゃいますか。先生でも友達でも構いません。中国語教室に通っていて中国人の先生に教わっているという方もいるでしょう。中にはマンツーマンで教わっている方もいらっしゃるかと思います。また、今はネット上でネイティブと知り合うのも簡単ですから、そういう友達がいらっしゃるという方も多いと思います。

 では、そういったお友達なり先生なり、質問できる人は何人いますか。おひとりですか、それとも複数ですか。

 ここ数年、医療方面においてセカンドオピニオンという言葉をよく耳にしますが、わたしは外国語学習においてもセカンドオピニオンがとても大事だと思っています。

 『20070614 一番難しいのは「了」 』をご覧頂いてもお分かりになるかと思いますが、ネイティブだからと言って意見は一致いたしません。

 例えば、以前こんなことがありました。ある映画の中に出てきたセリフの意味がどうしても分からず河南出身の友達に聞きました。「これは多分北京人の言い方です。おそらく~~というような意味だと思います。」とのことでした。広西出身の友達にも聞いてみました。広西出身の友達は全く意味が分かりませんでした。山東省出身の友達の答えは河南省の友達と似た感じでした。当然北京人にも聞いてみました。2人に聞いて2人ともさらっと意味を教えてくれました。そして2人とも北京方言ではなく普通話だと言いました。

 わたしは群馬県出身ですが、東京・神奈川・埼玉に住んだことがあり、また小さい頃から方言に興味があり方言関連の本を読んだりするような人間だったので、群馬弁かそうでないかはかなり正確に指摘できると思っていました。でも恥ずかしながら「こう書く(这么写)」が標準語で「こうに書く」は方言だということを去年になって初めて知りました。「こうに書く」が標準語で無いなどとは夢にも思ったことがありませんでした。

 名古屋出身の友達は高校生の時にクイズ番組で「ケッタマシーンとは何のことでしょう」という問題を見て一体どうしてそれがクイズの問題になるか分からなかったと言っていました。彼だってもちろんケッタマシーンというのは標準語ではなく、正しくは自転車と呼ぶことは知っていました。ただケッタマシーンが名古屋周辺でのみ通用する言葉だとは知らず、全国どこへ行っても子供はケッタマシーンと呼んでいるものだと思っていたそうです。

 おそらくわたしが普段使っている言葉の中に「夢にも思ったことが無いけど実は標準語じゃない表現」がまだあるでしょう。おそらく皆様が普段使っている言葉の中にもあるはずです。なんせ「夢にも思ったことがない」くらいですからあなたご自身はこれっぽっちも知りません。

 そして、おそらく皆様のネイティブのお友達にもあるはずです。「わたしが質問しているのはただのネイティブじゃなくてきちんと教育を受けた、免許も持っている先生だから大丈夫。」そうおっしゃりたい気持ちも分かります。残念ながらどれほど高学歴でも、どんな免許を持っていても、どれほど有名な教授でもおそらく「夢にも思ったことが無いけど実は標準語じゃない表現」を使っていることでしょう。

 そんな訳で、ネイティブに質問する時は一人だけに聞いて終わりにせず、数人に、できれば出身地の違う人に聞いてみることをお勧めします。

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by johny_gee | 2009-03-06 22:19 | 勉強/学习/공부