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けい。冬に桜の咲くところ出身。体内に7本のねじを持つ。2度の中国留学経験を持つ。中国語とその周辺をつれづれなるままに。


by johny_gee
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20070509 白馬非馬ですから

 最近ではとかく話題の石景山遊園地ですとか、少し前には山肌にペンキを塗りたくって緑化運動などと愉快な話題には事欠かない中国ですが、城市晚報で面白い記事を見つけました。偽物とペンキがセットになってます。それはコチラ(写真が別ウィンドウで開きます)!!


 見ました?何か見ちゃいけないような動物見ちゃいました?すごいですね。という訳で以下は記事の日本語訳です。軽い雑誌的文章を目指したのでそれぞれの語句が必ずしも訳されているわけではありません、あしからず。元記事はコチラ


 「ゴールデンウィークに一家で動植物園に遊びに行ったのよ。そこに馬に乗って写真を取れるところがあったの。馬のうち一匹は黒い縞模様で覆われてて、経営者がシマウマだって言うから5元も払って写真を撮ったんです。でもその後にシマウマ館に行ってビックリよ、さっきのシマウマでも何でもないじゃない、あれは白い馬に黒い縞を描いただけよ。」
読者の方からこんなおかしな知らせが飛び込んできた。

 すぐにその動植物園に駆けつけてみたところ、遊技場のとなりでまさしくその奇妙な「シマウマ」を発見!近づいてよく見てみると、この「シマウマ」は確かに黒い縞で覆われてはいるものの、シマウマ館にいるアフリカからやって来たシマウマとはどこからどう見てもまるで別物。特に黒い縞のない、白い毛が長く伸びている辺りなんてなんともかんとも。

 近づいて観察を続けている我々に、経営者が馬を引きながらここぞとばかりに声を掛けてきた。「乗る?シマウマ。写真を撮って一周して5元だよ。」

 「これ本物のシマウマなの。」問いかけてみると、「こりゃアフリカから来たんだよ、アフリカから来たのがシマウマじゃなかったら他に何だっての。」とは経営者の弁、そのうっとうしそうな態度はなんだ。よく見ればこの「シマウマ」のすぐ近くにもう一匹小さな白馬がいるではないか、体つきから毛色までこの「シマウマ」とそっくりである。そう、身体に黒い縞模様がないこと以外は。

 現場で観察を続けること数分、なんとこの「シマウマ」大人気だ。5分もしないうちに3組のお客さんがこの「シマウマ」と写真を撮っていった。お子さんを乗せて写真を撮ったばかりの女性に話を伺ってみたところ「一目見ればシマウマじゃないって事くらい分かるわよ、でもまぁ子供が楽しんでくれるのが何よりだから別にどうでもいいわ」とのことである。

 すぐさま公園の管理局に連絡を取ってみると職員からは驚くべき答えが返ってきた。あれが馬なのかシマウマなのか彼らもはっきりとは分かっていないというのである。そして「しょせんはお遊びなんだから本物でも偽物でも関係ないのよ、楽しく遊べればそれでいいの」だそうだ。



 すごいなぁ。白い馬に縞模様をつけてシマウマって言い切っちゃうんだ。牛の模様とかのも作ればいいのに。それにしても突っ込みどころ満載ではありますが、一番突っ込みたいのは新聞社に連絡したあんた!写真撮る前に気付け!





 石景山遊園地の件は北京ブロガーの皆様が書かれていますのでまだご覧になってない方はそちらを。特にじゃんすさんのは現地取材のレポートです。
・じゃんすさんの「じゃんす的北京好日子」はコチラ
・ダーシーさんの「◆◆北京のダーシーって誰よ!◆◆」はコチラコチラ
・ジウさんの「北京のジウ。トホホな日々。」はコチラ



hihi64さんがご自身のブログ「中国備忘録」で石景山遊園地関連で別の角度から切り込んだ記事を書かれています。「あんたきっこか」といった感じです。皆さん是非是非。コチラコチラ

あ、ZAKZAKにも載ってました
by johny_gee | 2007-05-09 19:35